片山教授、分かりやすい文字どうりの神講義、拝聴しました。最後のまとめコメントは大賛成です!
実は一度神になったことがあってね。高1の頃母が胃潰瘍になって、毎晩痛みを鎮めるのに背中をさすってた。尋常じゃない苦しみ方で、何とかしてあげたいけど背中をさするぐらいしかできない。やっと母が眠りについて、自分も横になって気が付くと手を合わせて「助けてやって」と祈っていたんだ。でも信仰心の薄い僕は、誰に手を合わせて祈っているのか分からない。神さんか?仏さんか?・・待てよ、今夜は薬じゃなくて僕がさすっている間に眠ってくれたから僕の思いが伝わったんや、じゃ僕が神になったら話は早い、今夜から自分が神になって助けたらいいんだ、何とも単純な論理だけどその時は真剣にそう思いました。それから一週間、背中をさすりながら手術を勧め、胃を半分摘出して元気になり80半ばまで舞踊家として頑張ったとさ。
自分が神だという考えはその後も時折頭をもたげてきます。でも悪さする神さんやら欲深い神さんやら、色んな神さんに変身するのでコントロールが大変。生きてるうちに神さんになんかなるもんやない。神さんが本命の馬が落馬して「神も仏もないものか」なんて言わんしな。
とにかく片山教授の講義は、自分を神と思う不遜な男を救ったかもしれません。