ダンサーにセミプロはない。

On 2015 年 5 月 11 日 by kata32

Jazz 5 (FWDFより)

Jazz 5 (FWDFより)

もしも歌手なら、もしもバンドなら、セミプロってあるかも知れません。毎週末に仲間と練習などをして、時々、イベントなどに呼ばれて、演奏したり、歌ったりと、趣味と実益を兼ねて良いもんだと思います。
でも、どう考えても、どう譲っても、セミプロのダンサーは存在しないように思います。
要は、ダンサーって、やっぱりハードな職種なんだと思います。
週に1回の練習で、プロダンサーとしての自分の身体がキープ出来るでしょうか?!
まぁ〜、無理やわね。
それに歌手やバンドさんは、他のバンドや他の歌手と交わる事は少なく、自分たちの世界が築けますが、ダンサーは常に大なり小なりの群舞がついて廻り、知らない振付師の元、知らない人達と踊る事も多々あるでしょう。
野球選手と一緒で、年をとるに連れて体力の衰えは隠せず、また、下手な癖がドンドン付いてきてしまう。これらを克服しょうとすると、なみなみならぬ努力が必要です。

ところが、どうしてもどこかで踊りたい、出演したいと言う気持ちを、もてあそぶかのようにプロだかアマだかわからない「公演」と言う名の、発表会だか文化祭崩れのような「公演(イベント)」が、去年くらいから横行するようになりました。
いくら出演料をもらっても、チケットノルマのある公演は、公演ではなく発表会です。
そこに出演したとしても、それはプロダンサーとは言い難い。そんなところに出るくらいなら、FWDSのダンスフェスティバルで充分です。

要は主催者、製作陣がどこから収入を得ようとしているかに全てが凝縮されます。
本当に興行売上から収入を得ようとしているのか、興行成績よりも、そもそもが出演者から収入を得ようとしているのか…?!
こんなところに出るくらいなら…と書いたのは、主催者或は製作陣が、元より出演者から収入を得ようとしている場合、どんな彼らがあなたに注意をしたとしても、罵声が飛び交ったとしても、どこか甘いンですね〜。
めちゃくちゃ甘い。「いや〜、もっと前に君と出会っていたら、もっと素敵なダンサーに育ててあげれたのに…」とか、「でも、ホント、あなたカッコいいわね。」とか、まあ、ありとあらゆる忠告なのか「おだて」なのか、わからぬ世界が展開される。

これって、人として生きて行く上で、とっても危険な罠にハマるんです。
要するに自分の実力がわからなくなる。誰が見ても、「いや〜、上手いとは言えないよね〜」と思われていても、本人は「私は上手い。私はブロよッ。」って思ってしまう。だって、演出家の先生や振付の先生達がいろいろとアドバイスをくれて、もう少しだね〜などと言ってくれるから…。

でも、どこかで自分の実力を知っていて、その狭間で挙動が定まらない。

ここまで読んで、「えっ、片山さん、私の事書いてる?!」と思った人がいたとしたら、そうです、あなたの事です。
なので、もうそんな活動は止めて、あくまでも趣味としてダンスを続けて下さい。
芸能界には「ヨゴレ」と言う言葉があります。
精神的に、不当且つ意味のないわからん苦労をすると、心も身体も汚れてしまいます。
そうなると何もかもオジャンです。

プロダンサーとは、あくまで、名だたるテーマパークや東宝(ミュージカル)さんや四季さんの一員になって踊る事かな〜と思います。そのためにだけ努力して下さい。その努力が報われなかったら、きれいさっぱりあきらめて、趣味として続けて下さい。四季はダメでしたが、この公演のオーディションに受かりました…、なんてのは危険きわまりない。それなら、まだインストラクターの道を目指した方がずっと良い。それこそ趣味と実益を兼ねれるし、踊っていたら、機会があれば、どこからかマシな仕事が入ってくるかも知れません。

プロかアマか、ようわからん公演に出たら、アカンねんで〜!!!!
東京に行っても、何もええことあらへんで〜。
生活費は高いし、キャピキャピと実態のない事柄、キャピキャピと実際のない人達が多い。
レッスンする事よりも営業をかける事がプロ活動だと錯覚する。それも大切やけど、実力あっての話やわね〜。

東京に行くときは、東京から「お呼び」がかかった時ですよ。

P.S.
質問がありました。バックダンサーってプロじゃないの?!って? 私の思うプロダンサーは、踊る事によって、しっかりした収入があり、食べて行ける事です。恐らく、多くのバックダンサー達は大した収入もなく、かなり収入があったとしても、働いている時間に限りがある(ツアーなどは数週間のものでしょう?!)ので、結果、年間通して稼ぐのは無理ですよね?! また、裏話的な事としては、バックダンサーは時として、前にいる歌手なり、メインのユニットを目立たせるために、その力量を押さえ込まれる事が多々あります。
でも、これは理不尽ではなく、バックダンサーなので当然と言えば当然です。メインになるユニットなり歌手を引き立てて、なんぽの仕事がバックダンサーです。

初めは超芸能界を間近で見て感じて、ある種楽しいのですが、そのうち、それが当たり前になってくると、なんやしんどいものです。都度、使い捨てな感じがあるからかも知れません。それとも自分自身が発揮出来ないからかも知れません。

大人になって振り返ってみれば、若い時の一時的なダンサーごっこだったかも知れませんね…?!

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