初めての裁判所…!?

過日に、生まれて初めて家庭裁判所なるところに出向き証言人になり、ジンモン、反対ジンモンと受けました。で、思った事…。正義はあると信じたいけれど…。そこにあったのは見事なウソの山で、自分は「まな板の鯉」よろしく、弁護人や裁判官の質問にしか応える事が出来ず、見事に誘導訊問されてしまう?!… そんなやりとりで正義が見えるのかな〜?!
どう考えても裁判は英語で行うものであって、日本語では限界があると感じました。
日本語と言うのは、実に曖昧な言語で、主語がなくてOK…。英語では、I とか、He、She、You 等の主語がないと「文」が成立しない。でも日本語では「はい、やりました」と言えば、自動的に “I” がついてくる。過去形も過去完了も同じ言い回しになる…。言葉そのものよりも、言及されていない、その時のその表情や、前後の会話から、その意味が変わって行く。これは裁判上よろしくない。裁判官や弁護士さんのどれほどの人が、単に証人や被告人や原告人になって証言台に立った事があるんだろうか?? 例えば証言人が「行くつもりだ」と言うと、質問する方(行った方が良いと思っている側)は、こう問いただす「その意味は、あなたとして必ず行く予定なんですね!?」行って欲しくないと思っている側は「行くつもり…!? それは、行かないかも知れないって事ですよね!?」あなたはどう応えますか? ほんのちょっと狼狽しませんか? 「…つもり」じゃなく、YES NO で応えて下さいって言われたら…。どう対応するでしょうか? 誰しもが多少の狼狽を覚えると思います。

弁護士さんは、なるべく YES or NO で端的に応えるようにと言う。けれども、日々、端的に応えることは美徳ではないとされている日本語の会話の中で、肝心の裁判のみ端的に応えるのはかなりの困難です。日常会話の中では、この「行くかも知れない」が、曖昧と行かないであろう旨を伝える言葉になったりする。要するに言葉の上では、行くかも知れないと言いつつ、実際には行かないことを、相手に伝えようとするのが日本語のように思う。「行くつもりなんだけれども、ちょっとその日、う〜ん、どうかな〜。行けたら行くわ〜!?」こう言うと大抵の場合、相手は、多分、来ないだろう、ひょっとしたら、来るかも知れないと思う。こんな当たり前の会話が裁判所では当たり前のように通用しない。

昔、LA (USA)でショーケースを行った時、条件が違い過ぎて、それは出来ないと思った時、日本語で、「すみません、ちょっと、この状態では、ムリなんですよね〜。その〜、やり辛いと言うか、難しいと言うか〜」すると、その日本人は、すぐさま英語で「彼女、出来ないって言ってるよ〜」She cann’t. 「そんな〜、端的な…」「じゃ〜、あなた、このままでも出来るの?!」「いえ、出来ません」「じゃ〜、あってるじゃん」

北京(中国)で偉い人達との晩餐会で、私の言葉「そろそろ出ましょうか?」
通訳の方の中国語での言葉「彼女は今すぐ出たいそうです」
そうして、お互いニコニコとして席を立ったのを覚えています。

その中国の方、曰く「そんなのあなたの言ったとおり、そろそろ出ましょか…なんて言ったら、誰も席を立たないよ。」

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